セックス·フレンド【完結】
やはり、来なければ良かった。
携帯ショップからの帰り道、あたしは、何度も心の中で繰り返した。
知らないほうがよかった。
隆也と竹内ミキの過ごした時間も、指輪の存在も。
気合いを入れてオシャレした自分も、ぷらぷらと胸元で揺れるハートのネックレスも、今となっては虚しいばかりだ。
もしかしたら…。
あたしが思っているほど、隆也と竹内ミキの関係は悪くないのかもしれない。
セックスがないというのも、隆也の嘘なのかもしれない。
ようやく、あたしは、これまでの隆也の言動に疑問を持ち始めた。
携帯ショップからの帰り道、あたしは、何度も心の中で繰り返した。
知らないほうがよかった。
隆也と竹内ミキの過ごした時間も、指輪の存在も。
気合いを入れてオシャレした自分も、ぷらぷらと胸元で揺れるハートのネックレスも、今となっては虚しいばかりだ。
もしかしたら…。
あたしが思っているほど、隆也と竹内ミキの関係は悪くないのかもしれない。
セックスがないというのも、隆也の嘘なのかもしれない。
ようやく、あたしは、これまでの隆也の言動に疑問を持ち始めた。