セックス·フレンド【完結】
あたしに確認することなく、西村君の車はラブホテルへ滑り込んだ。



「脱ぎなよ」



部屋に入った瞬間、西村君は無表情に言った。



いつもなら、まず話をしてくつろいだり、じゃれあったりしながら服を脱がせあうのが、あたしたちの始まり方だというのに。


今夜の彼は、なんだか怖い…。


でも、誘ったのはあたしだ。


あたしは、言われるままにジャケットを脱ぎ、ブラウスのボタンに手をかけた。


その仕草を、彼はタバコを吸いながら眺めている。


ジーンズを脱ぎ、下着姿になった時、突然、西村君がアルミの灰皿をあたしに向かって投げつけた。
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