セックス·フレンド【完結】
脱ぎ散らかした西村君のスーツをハンガーにかけながら、あたしは、いらぬ妄想ばかり膨らませた。


その時、ポケットに入っていた西村君の財布を落としてしまった。


二つ折りの財布から、小銭やレシートやカードが散らばり、あたしはそれらを急いで拾い集めた。


その中に、何か白い紙を見つけ、あたしは何気なくそれを開いてみた。



それは、ディナーチケットの領収書だった。



懸賞で当たったなんて、嘘だった。



彼はこれを自ら購入したのだ。


あたしを、誘うために。
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