セックス·フレンド【完結】
「バイトもやめるんだって?」


Tシャツを被りながら西村君が訪ねる。


「うん。来月いっぱいで」


そのことは、一昨日前にオーナーに伝えたばかりだった。


せめて、西村君には、自分の口から伝えたかったのに。



「じゃあ、もう会うこともなくなっちゃ…うね…」



着替えを終えて振り向いた西村君が、眉根を寄せた。


知らず知らずのうちに、あたしは、泣いていた。


生暖かい液体が目からあふれ、頬を伝わって、シーツに模様を描いていく。
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