セックス·フレンド【完結】
「いらっしゃいませ、こんばんは」


かったるそうな西村君の声がなんだか懐かしい。


あたしが近づくと、勤務時間終了間近で、商品の陳列をしていた西村君は、おや?という顔をした。


「久しぶりだね」


大して欲しくもなかったけれど、サンドイッチを手に取った。


ここへ来た理由が必要だった。



「本当に久しぶり」


そう小さく答え、会計へ向かったあたしのために、西村君がレジへ入る。


「元気にしてた?」


「おかげさまで」


「そう。ならいいの」


どこかよそよそしい西村君の態度に胸がしくしくとした。
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