セックス·フレンド【完結】
会わない日々は、いとも簡単に人の心を変えてしまう。


西村君に会って、あたしは、それを痛恨した。


あたしは、西村君が特定の女の子と付き合うことなんかないだろうと決めつけていた。


そして、あたしを拒絶するはずもないと。


でもそれは、ひどい思い違いだった。


西村君の心は、もうあの頃とは違う。


あたしがあの曖昧な関係にピリオドを打った時点で、彼は、あたしとの過去を断ち切った。


そして、大切な今を掴んだ。


あたしを受け入れ、癒やし、喜ばせようと無邪気だった彼は、もう、記憶の中にしかいないのだ。

結局、前に進めずにいるのは、あたしだけだ。


では、隆也はどうだろう?


竹内ミキから心が離れるには、あと、どれくらいの時間が必要なのだろう?


その日は本当にやってくるだろうか?
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