セックス·フレンド【完結】
隆也はあたしからの連絡を徹底的にシカトし続けた。


連絡手段が途切れると、あたしは隆也を待ち伏せするようになった。


大学の前で、道場の前で、彼がよく行く定食屋や居酒屋の付近で…。


隆也の行動範囲は限られていたので、遭遇する確率は高かった。


彼は、あたしを見ると、気味悪そうに逃げて行った。


あたしには、わからなかった。


あんなに、好きだ、愛してると言ってくれたのに、なぜ、怯えたように逃げていくのだろう。


なぜ、笑いかけてはくれないのだろう。


こんなにも愛しているのに。


あんなにも愛していると言ったのに。


彼の行動が理解できなかった。
< 294 / 322 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop