セックス·フレンド【完結】
「みぃたんは、俺から見たらいい女だよ。大人だし、綺麗だし、高嶺の花って感じ。だからさ、恋人がいる元カレのセフレで収まってるなんて、もったいないよ」


「サンキュー」


わざと軽い返事をし、西村君の手を振り払おうとする。


けど、西村君が、繋いだ指に力を込め、逃がさなかった。


「あいつを振り向かせないならさ、まずは、きちんと働くべきだよ。働いて、もっと綺麗になって、お前の都合にばかり合わせてられないくらいこっちも忙しいんですって、見せつけるべきだよ。じゃなきゃ、男はさ、こいつはいつでも俺を待ってるし、呼べばくるし、惚れられてるしって、どんどんつけあがっていくよ」


「だって、本当のことだもん」


「みぃたん…」


「だって、今は隆也が全てなんだもん。隆也を中心にあたしの時間が回っているんだもん」


西村君は、もう何も言わなかった。


しっかりと繋いでいた彼の指がするすると離れていく。


あたしは、もう何も聞きたくないと拒絶するように、腕を組み、目を瞑った。
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