桜琳学園(仮)


そう、ソラと一緒
なくてはならない存在

何もしてくれなくてもいい

ただ側にいれくれるだけで

私の精神安定剤になっている



「私ね、レイがいない生活なんて嫌なんだ
考えらんない」



少し下を向き綾那は続ける

私は何も言わずにただ聞いていた



「レイから連絡もらって、高校が別だって知ってから
ろくに寝れてもないの


情けないよね」



綾那の口はいったん閉じられ
また開かれた



「周りになんて思われてもいいの、

レイの金魚のフンだとか
1人では何もできない情けないヤツだとか…」



「綾那…」



「こんなのレイの重荷でしかないのは分かってる

でも、どうしても私にはムリ
レイと離れるなんて、ムリ」



最後は感情のままに訴えてくる綾那を見ることができず前を向き直した


ううん、綾那を見ることが出来ないんじゃない


綾那に私を見られたくないんだ


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