記憶の向こう側
段々女の子にちやほやされる敬太を見るのが辛くて、嫌になって…
私は高校で特に興味もなかった美術部に入った。
それから敬太と会ったり話したりする機会も減ったんだよね。
回想の続きをしていたら、また絵里奈の大声に邪魔された。
「あっ!手ぇつないでる!絶対付き合ってるって!」
絵里奈が興奮しながら窓の外の敬太を指差した。
でも、私はまた胸の苦しみが戻ってきて…
これ以上見てられなかった。