記憶の向こう側







「ただいまぁ。疲れた……ってあれ?何で敬太がいるのよ?」




家に帰ると、何故か敬太が一人で、まるで自分の家にいるかのようにソファに寝そべってくつろいでいた。




「おばさん、買い物行ったよ。醤油が切れたんだって。で、俺は留守番頼まれた♪」



「ふぅん…」




と言いながら、私は床にカバンを適当に置いた。




…それでも、敬太がうちにいる理由が分かんないんだけど?




中学まではこんなこともしょっちゅうあったけど、高校に入ってからは敬太がうちに来たことすら無かった気がする。





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