記憶の向こう側




「杏子?休んだ方が良くないか?」




電話を切り終わった敬太が、再びうつむいた私を見ながら言った。





「敬太…」





なんで、敬太はいつも余裕なんだろ?




モテるし、彼女も作ってるし、別に私がいなくても毎日楽しそうに見える。




もう…私の知らない敬太、なのかな?




小さい頃から何でも知ってて、いつも一緒だと思っていたのに、今はすごく遠い人のように感じる。





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