squall
「ちょうど。ミルクティーも買ってきたから」
「――――――」


佐野とのこともあったせい?
何だかもう、涙腺がゆるゆるで。


「…萌!?」


涙がポロポロと、零れてきた。

惣一は、一瞬、そんな私に驚きながらも、


「萌…」


部屋に入ると、そっと、ソファーに座らせてくれて。

私がお気に入りの、ガラステーブル。


―コトッ…


佐野が選んでくれたのとは違う。


「―――――っ」


私の好きなミルクティーを。
静かに置いた。

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