変化

1st

その日の昼休み。

 次の授業をサボろうと、保健室へ向かう途中で、俺は変化の原因と廊下ですれ違った。


近くだろうが遠くだろうが、前とは違いがはっきりしている。

 俺は凝視してしまった。
 我慢仕切れなかった。
だってその変化はあからさまで、見ずにはいられない。


 俺のあつい視線に気が付いたのか、変化の原因が話しかけてきた。
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