この窓を飛び越えて…
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「では、これからクラスごとに集まって下さい」
先生の言葉で、今までわたしを支えてくれた麗奈ちゃんと離れ離れに。
それどころか、気絶する確率も上がる。
皆が移動し始めてしまう。
「莉桜、大丈夫?」
「…はい…何とか…」
「はい…って、まだ敬語じゃない;」
「へ、平気ですぅー」
「……(ダメだこりゃ)」
そんな中、どこからともなく原田くんの登場。
麗奈ちゃんは用心深く原田くんにわたしを受け渡した。
「原田、莉桜あんまし具合良くないみたいだから、見ててあげてね」
「大丈夫か?斎藤」
「大丈夫ですよ〜」
「…ね?」
「あぁ…確かにおかしい」
「でも会議には参加したいみたいだから、宜しくね」
「了解」
「んじゃ、行くぞ」とたくましい腕に引っ張られ、1Cの机に。
机に着いてからは、できるだけ“窓辺の彼”を見ないようにしている。