この窓を飛び越えて…
こういう他人任せのところが自分の欠点だということは自覚していた。
そう思えば、『責任者』という役割は結構いいかもしれない。
それはともかく、
文化祭といえば、高校生活の大切な行事だから…皆さんの思い出にもなるわけだし…。
頭を捻り捻って考える。
「あまりメジャーじゃないものがいいよね」
千恭ちゃんはそう言うけど、
「メジャーなものに何かひとつ加えるとか…新鮮じゃないですか?」
ふと思いついた答えで、三人がわたしを見た。
みんな食い入るような目。
稀に見る感覚で、ドキドキしだす。
「例えば…?」
「た、例えば…って言われると…分かりませんが…」
「でも、その考えはいいよな。新しく一から作るよりも楽だし」
原田くんと千恭ちゃんは真剣に考え始めた。
“窓辺の人”も考えてるかもしれないけど、そんな様子はない。
わたしは頭の隅でその姿を見ながら具体的なものを頭に浮かべていく。