恋愛偏差値0
ツーツー
こんなときに留守電。
あたしはすぐにあきらめて、極力笑顔で電話を返した。
どうすればいいの。
瞳をぬらしたそんなとき。
「綾香さん」
後ろから声がかかる。
「お父さま…」
伸のお父さま。
いつものように優しい笑顔であたしを見る。
あたしが仲がいいのは伸よりもお父さま。
だから今まで、伸のお父さまといっしょに行動したりしていたり。
相談したり、相談されたり。
相談したのは、父のこと梓くんのこと。
相談されたのは、伸のこと柚菜ちゃんのこと。