砂場のロケット 〜キミと見る群青〜






「 はい!

―――― わかりました!

いえ こちらこそすみません
お疲れ様です! 」




「 岡田 仕事か? 」


「 吉田さんから ――――

機材運搬の車、手配出来たから
道が空いてる真夜中に出るって

まだ時間あるけど
家寄らないといけないから
少し挨拶してから行くわ


――― 楽しむだけして、マジで悪い 」




「  いんや

オレも出るわ 」




真木は、体を起こしてアグラ

テーブルに、ヒジをかけて笑う
が、そのままそこから動かない




「 …ヤベー 足に来てるわ 」




笑い出した真木に肩を貸して
扉から 夜の空気の中に出る





高層ビル下の公園
生け垣とベンチと水銀柱


二台列んだ送迎バスからは
低いエンジン音

皆 中へと乗り込んだらしく
騒然とした列は消えて

ガラス窓の向こうに、沢山の頭が見えた




「 …… あれ?

ユカちゃん達
お前らと一緒じゃなくて、バスなのか 」


中にやっぱり、あの四人がいる




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