江戸時代で逆ハー状態!?



「あっ…おいっ!」


なにも聞こえませーん。
どうせ貴方みたいなイケメンはおとせない
残念な顔ですよー…


高杉さんが大声で私を呼ぶが、
拗ねた私の耳にはもちろん聞こえず、
速足で高杉さんの家を出る。


「なぁなぁ、そこの姉ちゃん」


家を出てすぐ、関わらないほうが良さそうな
たちの悪い男の人達に肩をたたかれた。


「え?あ、う?」


もう、自分でも何言ってるかわからない…
混乱してしまって
何をどうしていいかもわからない。
あの…こういう時って
どうすればいいのでしょうか。


「親方、こんな子どもでいいんですかィ?」



「オレ、ロリコンだから☆」


親方ぁぁああっ!!
そんな語尾に『☆』付けられても可愛くないんですよぉ…
絶対フェミニストの言い方のほうが良いですって…

違うっ!!
そんなこと考えてる暇ないっ!!
一刻もはやくこの人達から脱出しなければ…


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