江戸時代で逆ハー状態!?
「ちょっ!?
マジありえねぇ!
なんでこんな小娘と
ひとつ屋根の下で暮らさなきゃなんないんすか!」
またもや
大声を出しながら
沖田さんに訴える男の子の言葉を聞き、
胸の中のイラつきが
おさまらなかった私は、
「ねぇ、キミに小娘扱いされる意味がわからないんだけど。
絶対キミのほうが年下だよねっ!」
勢いよく言い過ぎて、
息が切れ切れしていた。
そんな私を見て、
男の子は唖然と固まっている。
「…ぷっ……クククッ」
突然、沖田さんが笑い出すと同時に、
男の子の顔が険しくなる。
「俺はっ!
〜〜っ!
悪かったな!
童顔でっ!」
それだけ言うと
走って何処かへ行ってしまった。