すべり台
…グロい……。
いい事ちっとも思い浮かばない……。
怪しいお兄ちゃんとかが来て「お前の親父に言われてきたんや。売られたんやで?お前は……くくっ…」

うわぁ……。
ありそー……。
金の為なら何でもするもんな。
……さっきの回想いろいろ変なシーンあったな………。
疲れてきたのかも。
元々疲れてはいたけれど。

………もう嫌だー…

てゆーかこんな暗い話誰も読まないでしょ…………。
皆様ごめんなさー…………これも読まれないからいいか………。

あれ、私何言ってんだろ。読む?読まない?
意味不明。
曖昧模糊…。

曖昧模糊って私の口癖。我ながら変な口癖。

ふふっ
ニヤけていたら

下から「ぅわっ」という声が聞こえた。
私の妄想も進化したのねぇとしみじみ感動。

「お前何そんな古いネタやってんだよ!」
「……え?」
「どうせ私の妄想すごぉい☆とでも思ってたんだろ」

むっ

「違うし!!!私の妄想も進化したのねぇ、だし!!」

……沈黙。
まぁどうでもいいよな。

「ぶはははっ、ガキおもしれぇ!!」
!?
何なのコイツわぁああああああああいうえお

「あんた、誰なわけ?売春はんたーい」
「ガキ、言い方ふりぃな。エンコーだろ。普通」
「知らんわ!!ガキって言い方も古いですからーっだ」

…私何いってんだろ
ちょっと前まで感情なくみていたー…みたいな事思ってたのに。

「お前さ、何?エンコー待ち?駅あっちだよ?」
ゲラゲラ笑いつつ言う誰か。

誰かは知らないけど。

「家出してきたの。あんたさ、何なの?ほっといてよロリコン」
ぶっちゃけすべり台で見事に顔が隠れてて見えない。
声だけで判断。
多分髪がピンクとかオレンジとかのやつだ。

「家出少女……いや、家出処女か!」

「うっぜえええ!!!!
いや確かに私はー……」

うわ、ヤバ。
言いかけた。

口車怖っ

「お前親はー?」
笑い終わったのか結構真面目な声で聞いてくる。

私も真面目に返してやる。
「…離婚した。私はお父さんのほうにいる」
「親父捜してんじゃねぇ?」
「それはない。」
「じゃあ行くとこないの?」
「ないけど…?」
「じゃあさ☆」

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