臆病な初恋。
未設定(章終わり次第タイトル付けます)



―――am. 10:00



突然10時丁度に、携帯が鳴り出した。
ディスプレイを見ると〝森永 亜清〟と映し出されている。


急いで電話に出たが、タイミング悪く切れてしまった。
かけ直そうと電話帳を開くと、再び亜清からの電話が鳴り出した。



「おまえ電話出るの遅せえよ」

「ごめん、今化粧してたから」

「ナマイキ。
どーせ化粧したって変わんねえくせに」



………相変わらずヒドい事ばかり言う。


< 20 / 25 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop