好きな人ゎ生徒

私の心がだんだん曇ってきたのと同時に、天気も次第に悪くなり雨が降ってきた。


「みんなぁー!!避難してぇ!」


私たちは近くの木のロッジに逃げ込む。




みんな各自固まって、怯えたような目をしていた。


「大丈夫!!今から電話するから・・・!!!」


私は携帯に手をやった・・・
が、圏外で繋がらない。


・・・困ったなぁ・・・


「河合ちゃーん・・どうすんの?マジで・・・」


能天気な里井くんもさすがに不安そう・・・



「・・・どうしようか・・・雨が止むまでここに居たほうが安全だよね。」


幸い、みんなリュックの中に食料を入れていたから、一晩は乗り越えられそう。


私は、ぐったりとして眠りについてしまった。
< 61 / 105 >

この作品をシェア

pagetop