好きな人ゎ生徒
私の心がだんだん曇ってきたのと同時に、天気も次第に悪くなり雨が降ってきた。
「みんなぁー!!避難してぇ!」
私たちは近くの木のロッジに逃げ込む。
みんな各自固まって、怯えたような目をしていた。
「大丈夫!!今から電話するから・・・!!!」
私は携帯に手をやった・・・
が、圏外で繋がらない。
・・・困ったなぁ・・・
「河合ちゃーん・・どうすんの?マジで・・・」
能天気な里井くんもさすがに不安そう・・・
「・・・どうしようか・・・雨が止むまでここに居たほうが安全だよね。」
幸い、みんなリュックの中に食料を入れていたから、一晩は乗り越えられそう。
私は、ぐったりとして眠りについてしまった。