好きな人ゎ生徒
「恵理。何してんの?」
高谷くんは私の隣に座った。
「ん・・・なんか海見たくなっちゃって。」
私はそう言って、海を見つめた。
さっきよりも波がおだやかになっていた。
「恵理も?・・俺も。なんか落ち着くよな。」
高谷くんはその場に寝転がった。
私は昼間買ったストラップを高谷くんの手の中に入れた。
高谷くんは驚いて私の目をキョロキョロ見ている。
「あのね・・・これ・・・運命のなんとかってゆう奴でね・・つけてると一緒にいられるんだって。」
私は昼間、店員から聞いた言葉をあやふやなまま伝えた。
「そうなんだ^^サンキュ。」
と言って、携帯を取り出して、ストラップをつけた。
私も携帯につけようとしたら、「恵理はダメ。もしバレたらやばいっしょ?」と言って、ストラップを私のコートのポケットにしまった。
私もつけたかったな・・・
と思う気持ちを我慢して、高谷くんの顔を見た。
こうして改めて見ると、本当にかっこいいな・・・