十三日間
一段.
階段を登る。
唐突に、毎日見ていた夢がよみがえってきた。
幼い頃、家族で出かけた公園や、海。
いつでも、父さんや母さんが笑顔で、僕ら兄弟を見守っててくれた。
絶対の安心感。
――家族のない俺には、縁のない代物だ。
階段を登る。
唐突に、毎日見ていた夢がよみがえってきた。
幼い頃、家族で出かけた公園や、海。
いつでも、父さんや母さんが笑顔で、僕ら兄弟を見守っててくれた。
絶対の安心感。
――家族のない俺には、縁のない代物だ。