囚われジョーカー【完】
「俺はお前の両親じゃないから、そこまで言わないけどさー…。」
「…うん。」
「でも、こそこそするような恋愛はするな。ちゃんと兄貴…お前の両親に言えるような付き合いをしろ。」
「…うん、ありがとう叔父さん。」
軽く微笑を浮かべれば、叔父さんはまだあまりスッキリとした顔はしなかったものの困ったように笑い頭を撫でてきた。
その優しさに、罪悪感で胸が締め付けられる。
叔父さんはきっと瞬時に察したんだ。
私と、三浦さんの関係を。だからお父さんとお母さんを裏切るようなことをするなと叱ってくれる。
確かに今の私では、お父さんとお母さんに堂々と三浦さんのことを話す自信はない。
…何だか、なー。
不意に三浦さんの声が無性に聞きたくなってしまう。