。*雨色恋愛【短編集】*。(完)
「…龍、あたしキレそう」
「……俺に、被害ないようにな」
「…うん」
「なにコソコソ話してんの~?てか、君の名
前は?」
…今だに、龍の女であるあたしを口説いてる
海。
「桜吹雪碧だ~!!忘れんなや!!」
あ~、あたし。
こんな言葉遣いだったかな?
「碧!?お前、女装の趣味あったのか!?」
また、いつものように笑いの止まらなくなる
怜さん。
「違うし!!」
「わはっ。りゅっ、龍も、そのドッキリに付
き合ってたのか!?お前ら、おもしれぇな!!あ
はははは!!」
…あぁ、あたしは男として認められていたみ
たいだ。
この、バカたちに。
「だから、女なの!!」
「碧!?龍さんと一緒に、宇宙からの侵略者に
騙されてるの!?」
空…黙ってて。
「あ~お~い~!!」
…あぁ、聞こえてきた、いつもの声。
「あっ、碧!!今日は、女の姿なんだね?久し
ぶりに見たぁ!!何年ぶり!?やっぱ、碧は女の
ままがいいよ!!」
ギュッと後ろから抱きつかれながら、あたし
は彼氏と手を繋いでる。
これ、変だよね?
すっごく、変だよね?
「もう、翔離してよ!!あたし、もう彼氏いる
んだからね?」
「関係ないもん。碧は、一生俺のもん!!」
「…翔、俺と一発殺りてぇのか?」
「あぁ、もうっ!!龍も翔も喧嘩しないで」
「…龍月総長、なめんじゃねぇ」
「俺がいつから、碧のこと見てきたと思って
んです?龍さんとは、歴が違うんです」
…すでに、両方が相手の胸ぐら掴んで、睨ん
でいる。
「龍さん、碧!!宇宙の侵略者…」
「碧、さすが!!可愛い顔してたもんな!!あは
はははははは」
「なぁ~、碧~!!お前に女、紹介するわ~。
変な趣味に走んねぇように」
あぁ、殴りかかってるよ、龍と翔。
―パシッ
「……俺に、被害ないようにな」
「…うん」
「なにコソコソ話してんの~?てか、君の名
前は?」
…今だに、龍の女であるあたしを口説いてる
海。
「桜吹雪碧だ~!!忘れんなや!!」
あ~、あたし。
こんな言葉遣いだったかな?
「碧!?お前、女装の趣味あったのか!?」
また、いつものように笑いの止まらなくなる
怜さん。
「違うし!!」
「わはっ。りゅっ、龍も、そのドッキリに付
き合ってたのか!?お前ら、おもしれぇな!!あ
はははは!!」
…あぁ、あたしは男として認められていたみ
たいだ。
この、バカたちに。
「だから、女なの!!」
「碧!?龍さんと一緒に、宇宙からの侵略者に
騙されてるの!?」
空…黙ってて。
「あ~お~い~!!」
…あぁ、聞こえてきた、いつもの声。
「あっ、碧!!今日は、女の姿なんだね?久し
ぶりに見たぁ!!何年ぶり!?やっぱ、碧は女の
ままがいいよ!!」
ギュッと後ろから抱きつかれながら、あたし
は彼氏と手を繋いでる。
これ、変だよね?
すっごく、変だよね?
「もう、翔離してよ!!あたし、もう彼氏いる
んだからね?」
「関係ないもん。碧は、一生俺のもん!!」
「…翔、俺と一発殺りてぇのか?」
「あぁ、もうっ!!龍も翔も喧嘩しないで」
「…龍月総長、なめんじゃねぇ」
「俺がいつから、碧のこと見てきたと思って
んです?龍さんとは、歴が違うんです」
…すでに、両方が相手の胸ぐら掴んで、睨ん
でいる。
「龍さん、碧!!宇宙の侵略者…」
「碧、さすが!!可愛い顔してたもんな!!あは
はははははは」
「なぁ~、碧~!!お前に女、紹介するわ~。
変な趣味に走んねぇように」
あぁ、殴りかかってるよ、龍と翔。
―パシッ