接吻ーkissー
親友からの攻撃ーjealousyー
ああ、もう…。

竜之さんの感覚がよみがえってきて、躰が熱くなるのを感じた。

結局あの夜は、2回もシちゃった訳してしまった。

いや、正確に言うなら3回…って、そんなことはどうでもいい!

「璃音?」

ハッと我に返ると、心配そうな由良の顔と目があった。

そうだ…。

今、お昼休みだったんだ…。

それをすっかり忘れていて、竜之さんのことに舞いあがっていた自分に笑えた。

「ああ、どうしたの?」

そう聞いた私に、由良はそっと長いまつ毛を伏せた。

「――由良?」

どうしたんだろう?

そりゃ、私も私で悪いけど。
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