接吻ーkissー
寝室に入った瞬間、私から竜之さんと唇を重ねた。

「――んっ…」

竜之さん、もしかしてビックリしてる?

キスなんて、いつものことでしょ?

「――ちょっ…待て、璃音…」

竜之さんが唇を離して、私を見つめてきた。

その顔は、もしかしてにらんでる?

目がウルウルしているから、にらんでも意味がないんだけど。

「何を待つんですか?」

そう聞いた私に、何故だかわからないけど竜之さんは黙った。

その隙を見て、私は竜之さんをベッドへ押し倒した。
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