接吻ーkissー
そう言った後、竜之さんが突きあげてきた。

「――ああっ!」

強いその刺激に、私の躰は大きくそり返った。

「璃音が好きだ、って…。

心の底から、璃音を思ってるって…」

「――ふあっ…!」

竜之さんが私を抱きしめたのと同時に、私も竜之さんの背中に両手を回した。

何度も何度も、竜之さんが突きあげてくる。

そのたびに私は声をあげて、躰を大きくそらせた。

バスルームを支配しているのは、お互いの熱い吐息だった。

私の躰を支配しているのは、竜之さんだけだ。

激し過ぎて苦しい…でも、竜之さんを感じていたい。
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