接吻ーkissー
半分はジョーダンで、半分は本気だ。

竜之さんが殺すなら、私はどうなるって言うの?

正直に言うと、殺されるのは勘弁である。

まだまだ長生きしたい訳だから、なおさらだ。

「もし璃音が浮気をしたら、教えてやるよ」

竜之さんの顔が私に向かって近づいてきた。

「璃音の躰と心は俺のものだって、そう教えてやるよ」

言い終えたのと同時に、竜之さんに唇を塞がれた。

ああ、やっぱり私には竜之さんしかいないらしい。

竜之さんがそばにいる以上、私が浮気するのは無理な話だと思った。
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