シンデレラルーム 702号室
あたしはセフレになりたいわけじゃないし、

出来ることならちゃんとした恋人になりたいよ。


だけど、あたしにはこうするしかないんだ。



「……あたしは試したいの」


「試す?」


「あなたの気持ちを、あたしのカラダで動かせるかどうか」



“意味が分からない”というように、有坂くんは眉間にシワを寄せている。



「あたしね、初めて付き合った彼氏に『結花にはカラダ以外に魅力を感じない』って言われてフラれたの」



当初は大好きだった初カレとの、忌まわしき思い出。


このフラれ文句は、今でもあたしの心に根強く残っている。


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