シンデレラルーム 702号室
こうでもしないとあたしの気が済まないから、有坂くんはしてくれているだけ。


やっぱりこんなことじゃ、あなたは墜ちてはくれないよね。




「あたし、ね?有坂くんの、絵を見た時…
この人は、きっと優しくて…素敵な人なんだろうな、って思ったの…」



彼の愛撫に声をあげてしまいそうになるのを抑えながら、途切れ途切れに言った。



「有坂くんの絵も、有坂くんも…
初めて見た時、から…好きだったの」



あたしって本当にバカだ。


カラダを重ねることで、有坂くんじゃなく、あたし自身がどんどん墜ちてしまっている。



「あなたが好き……大好きなの」



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