墜ちた羽根
あれから1年。また夏がやって来た。
未だにハルヤ君の迎えはやって来なかった。
本当に色々あった。修復が難しそうなあの窓がすぐに直っていた事。
高校を卒業して大学に進学した事。
そして両親が旅行から帰って来た事。沢山のお土産に驚いたっけ。
そんなある日、またあの巨大な鳥が我が家にやってきた。
そしてあの時のようにまた私を掴んだ。
また初めて来た時のように降ろされて、
同じように誰かに抱きしめられた。
やっぱりそれはハルヤ君だった。
双子の片割れだから、どうしてもオウヤ君と姿をダブらせてしまう。
「今日結婚?まだ結婚は出来ないよ?」
「ううん。重大な話をしないといけないんだ。アオ、良いよ」
未だにハルヤ君の迎えはやって来なかった。
本当に色々あった。修復が難しそうなあの窓がすぐに直っていた事。
高校を卒業して大学に進学した事。
そして両親が旅行から帰って来た事。沢山のお土産に驚いたっけ。
そんなある日、またあの巨大な鳥が我が家にやってきた。
そしてあの時のようにまた私を掴んだ。
また初めて来た時のように降ろされて、
同じように誰かに抱きしめられた。
やっぱりそれはハルヤ君だった。
双子の片割れだから、どうしてもオウヤ君と姿をダブらせてしまう。
「今日結婚?まだ結婚は出来ないよ?」
「ううん。重大な話をしないといけないんだ。アオ、良いよ」