墜ちた羽根
起きてみれば、誰もいなかった。
みっともない姿を見られたのは確実だ。
その前に、オウヤ君は一体何処へ行ってしまったのだろうか?
そう思いつつも窓を見た。
眩いばかりの橙色をしていた。もう夕方。
数時間も眠っていたようだった。眠い目をこすりながら階段を降りる。
眠気を覚まそうと洗面所へと向かった。
扉を開ければ傷だらけの背中が目に飛び込んできた。
上半身を曝け出していたオウヤ君だと気付くのに時間はかからなかった。
そのまま慌てて扉を閉めた。
「何…してたの」
扉越しに話しかけた。
オウヤ君は何時もの口調で体拭いていただけだと言った。
ついでに傷がどうなっているのかも確認をしたかったらしい。
だから洗面所にいたという。
一瞬の事だったからちゃんと見ていないけれど、まだ傷は赤かった。
まだ怪我をして日が浅いのだから、ちゃんと癒えてはいなかった。
よく拭く事が出来たものだ。
みっともない姿を見られたのは確実だ。
その前に、オウヤ君は一体何処へ行ってしまったのだろうか?
そう思いつつも窓を見た。
眩いばかりの橙色をしていた。もう夕方。
数時間も眠っていたようだった。眠い目をこすりながら階段を降りる。
眠気を覚まそうと洗面所へと向かった。
扉を開ければ傷だらけの背中が目に飛び込んできた。
上半身を曝け出していたオウヤ君だと気付くのに時間はかからなかった。
そのまま慌てて扉を閉めた。
「何…してたの」
扉越しに話しかけた。
オウヤ君は何時もの口調で体拭いていただけだと言った。
ついでに傷がどうなっているのかも確認をしたかったらしい。
だから洗面所にいたという。
一瞬の事だったからちゃんと見ていないけれど、まだ傷は赤かった。
まだ怪我をして日が浅いのだから、ちゃんと癒えてはいなかった。
よく拭く事が出来たものだ。