-astral-星に捧ぐ少女


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「いいかい、今回はなるべく隠密に済ませるんだ。無駄な争いは避けなければいけないからね」


エイゼ様の言葉に私達は頷いた。


もしバレれば、国同士の争いにも成りかねない。


そんな事になれば、沢山の血が流れる…


「無駄な動きはするな。今回ばかりは何があろうと冷静さを保って行動しろ」


ジード隊長の顔はまさに戦を勝ち抜いてきたからこそ見せられる戦士の顔だった。


「もう一度作戦の確認をするよ」


エイゼ様の作戦とは、まず私の力で共鳴を起こし、テレサが位置を特定する。

その間、シエルナが私達の力の調和し、城の内部構造を知るダンテが一人で迎えに行く事になった。


ユーシス、カースは私達の護衛という事になっている。


「ダンテ一人で大丈夫か?」

「おい馬鹿、俺を馬鹿にしてんのか?」


「心配してんだよ馬鹿」

「馬鹿が馬鹿馬鹿言うな」


バチバチと二人の睨み合う間から火花が散りそうだ。


「お前達二人まとめて馬鹿だ!!気ぃ引き締めろ!!」


ジード隊長が二人の頭に拳を落とした。


あ…
最近この光景を良く見る気がします…













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