小学生と暴走族【夜桜】
「とりあえず、みんな静かにしてほしい」
「お、圭一、なんか重大発表か?」
一人が言った
「まぁ、そんな感じだな」
そして、俺は一呼吸おいてから言った
「まず、昨日の青のことを思い出してみろ」
一瞬にして全員の顔が変わった
「アレは、青じゃないよな?」
「青の力じゃなかった」
「なんか、いきなり人格でも変化したかのようだったな」
ほとんどの奴が口々に言った
「そこで、単刀直入に言うが……
青は多重人格者だ」
俺は静かに言った