大江戸妖怪物語


桂木「それで・・・また新しい新人くんが入ってきました~・・・。ハイハイ、ご挨拶してね~」

そして入ってきた影・・・。僕は思い切り舌を噛みそうになった。だってそいつ・・・

黒龍「・・・今日から月桂樹で働くことになりました・・・・・・黒葛原龍生です・・・」

桂木「だ~か~らァ~!さっき“たっつん”って名前つけたじゃーン?たっつんって名乗んなきゃ~」

黒龍「・・・・・・たっつんです・・・・・・・・・」

そのダサいネーミングセンスによって名づけられたたっつんこと黒葛原龍生。どうして彼がここに・・・・また、その絶妙にゆるくダルそうな雰囲気・・・・

桂木「はいは~い。それじゃあたっつんよろしくね~・・。ってことで・・・大事な連絡がもうひとつあるんだケド」

桂木の表情が変わる。それと同時に雰囲気がフッと変わった。

桂木「・・・・・・明日。月が満ちる」

ニッコリと桂木が笑う。その妖しげな口角はどこか不気味さを感じさせた。

桂木「・・・明日の夜、月が満ちたら宴を開く・・・そこで明日の宴に参加してもらう最終メンバーを発表する」

今までと違う月桂樹の雰囲気に僕は怖気づく。近くに雪華がすり寄ってきて小さい声で呟いた。

雪華「鏡を確認してきた・・・結界のひずみが無くなっていた。・・・もうここからは出れないな・・・」

雪華と僕が異常な雰囲気を感じるなかでも桂木はメンバーを発表を始めた。

桂木「存知の通り、まずはNo.10までは決定。それ以外で参加してもらう人はこっちで勝手に決めさせてもらったから♪・・・・・・まずは聡」

聡「よぉっしゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

聡は拳を突き上げて喜んだ。

聡「オレ月の宴に出るの初めてだ・・・・!!やったぜ・・・!念願かなった・・・・!!」

聡以外にも数名の名前が呼ばれ、誰しもが喜んだ。
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