大江戸妖怪物語
釛「そういえばさー神門はぁ・・・」
あのピリピリとした、かつ殺気が充満した中、脳天気な声で釛は僕に話かけてきた。
さっきの不穏な空気になってから、アズ姐は何も喋ろうとはしない。
僕や釛が同意を求めた時に、一言二言返事をするだけだった。
アズ姐・・・どうしたのかな・・・?
釛「ちょっと?神門?何ボォーッとしてんの?」
気づけば釛は、僕の顔を覗き込んでいた。
神門「あ、悪い・・・」
僕の声はそこで止まった。
なぜなら・・・
釛が僕の手を握ったからだった。
神門「こっ・・・釛ッ?!」
僕の声は裏返り、動揺と焦りを隠しきれていない。
釛「神門は、今フリーだよね?」
神門「んぶぅッッ・・・!!!ごへっごへっ」
な、に、言ってんのーーーん!!!
僕はその問いに驚き、気管に唾が逆流し、噎せた。
釛「フリーだよね?」
そこを問い詰められる。