俺はホモじゃねぇ
言い出せない。

辞めたいって…。



「でも、こうやってたまに帰って来てくれたら嬉しいわ。」



母の笑顔が…痛い!!

俺は苦笑いしか出来なかった。



「帰って来たついでに、ハルちゃんに勉強教えてあげてよ!!」



「…ハルちゃんは勉強しないよ?」



「モッちゃんまでそんな事言って!!」



いや、マジだから。
ヤマ張ったところ丸暗記しようとするくらいだし。

その集中力があるなら、普通に勉強した方が早いのに。



バカなハルちゃんらしい。



すると、電話がなった。



「はい、井上です。」



母が出る。
そして…目だ会う。

もしかして?
学校の人?!



「…はい、元晴はおりますが?」



俺は速攻で立ち上がり電話口に立つ。



「代わる。」
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