俺はホモじゃねぇ
チャラ先輩
「そんな可愛い顔すんじゃねぇ。ただいまって言え。」
「…ただいま。」
そう言った瞬間。
チャラ先輩の顔が俺にくっついてきた。
息もかかる。
鼻と鼻がくっつく…
それよりも、
それよりも!!
唇が食べられてる?!
俺の目は見開いて、
溜まってた涙が零れた。
角度を変えて入ってきた舌の感覚にぞくっとする。
俺も…テンちゃん先輩までもなにが起こってるのか…いや、どう対処していいのか解らず固まっていると、他生徒がぞろぞろと寮から出てくる。
他生徒
「なっ!!何やってんだ!!」
「モッちゃんから離れろ!!」
数人の先輩方が俺とチャラ先輩を引き剥がし、某前としているテンちゃん先輩を揺すっていた。
他生徒
「モッちゃん、大丈夫か?!」
俺を心配して覗き込んでくる数人の先輩方。
他生徒
「塩浜てめぇ!!」