俺はホモじゃねぇ

俺はいつも通りに、一般寮生の席にお盆を持って行くと、



風間
「モッちゃんはこっち。」



その一言に食堂が静まった。

風間が言った一言は、
俺が風間の補佐役になったと言う証拠だ!!



「はぁ?!」



怒り混じりで振り向いて睨みつける。
が、全く持って意味をなさない答えが帰ってきた。



風間
「さっき正式に補佐役頼んだでしょ?!」



言いやがった。
ほぼ全員が揃うこの場所でそれを言ったら、俺は有無も言わさず強制的に補佐をさせられる。


殺してやりたい!!




「イヤだと何度言えばわかるの?」



強制だろうがなんだろうが、絶対にヤダ!!
この変態野郎!!



他寮生
「うわ。やっぱり風間はモッちゃんか!!」

「もしかしたらモッちゃんじゃないかもって期待してたのに。」

「つうか、モッちゃん学年2位だよ?!補佐に選ばない方がないって!!」



ざわざわとしてくる中



風間
「あっちのテーブルで俺を1人で食事させる気?!」
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