この恋ウソから始まりました


しばらく、黙々と食べた後、大翔があたしを見た。



「もう、二人きりにならないでくれないかな?」


「え…?」



それって、あたしが大翔と二人きりになるなって事?


まるでフラれた様な気分…。


血の気が下がっていってんだけど。



「な、何で?」


「何でも。正直、オレは嫌なんだ」


ウソ…。


あたし、嫌われた?




< 97 / 248 >

この作品をシェア

pagetop