愛してる?...たぶん。
「たまには呑みに行くのもいいかも…な」



「そうそう!そうこなくっちゃ!」



ポツリと呟いた僕は、キャッキャと騒ぎながら後ろから顔を覗き込んでくる神谷を横目にフッと小さく笑みを浮かべた。



たまには普段と違うことをするのも悪くない。



それに今日は年に一度の誕生日。



いつものコンビニ弁当も温かい風呂も、今日は居酒屋メニューとシャワーで済ますことにして、少しぐらい羽目を外しても…



「だから、さ!お酒呑んで、女の子がいっぱーい居るとこ行って、お風呂屋さんで身も心もスッキリさせちゃお!ねっ?」



「は?ふろ、屋?銭湯?」



「は?何言ってんの?」



「へ?」



「ノー!銭湯!!イエスッ!ソープランド!!今日の俺は何処にでもくっ付いて行っちゃうよー!おっパブ、ランパブ、ヘルスにソープ!!おまけにイメクラ行っちゃうかい??いぇーい!!レッツ アダルト ナイト パーリィィー!!」



「………」



でも、神谷はやっぱり神谷。



うっかり忘れそうになっていたが、結局自分が一番という、限りなく自由な奴だった。

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