愛してる?...たぶん。
「ねぇ、センセ?」



「………はい」



「あたしね、髪切るの上手なんだよ」



「そうなんです、か?」



「うん」



次に彼女の口から出てくる言葉がなんとなく分かってしまう自分が嫌だ。



「朔にぃの髪、あたしが切ってるんだよ」



「それは…凄い、です…ね」



「でしょ」



次に彼女の口から出てくる言葉を期待してしまう自分が本当に嫌だ。



「ねぇ、センセ?」



「………」



「部屋、行こっか?」



「………はい」



でも、それでも頷いてしまう僕は………本当に最低だ。




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