君との時間は・・・

幸せ・再発

それから、しばらく笑美の進んでいく方へ俺は流されてる感じで歩いた。


どれくらい歩いたんかはわからへんけどどうやら到着したらしい。そこは・・・


「ここ・・・」


「私がずっと行きたかったところなの!入ろっ。」


その店は、いかにも若者に人気があります、っていう雰囲気の・・・めちゃくちゃかわいい店。


カップルもおった。けど、やっぱり多いんは、女子。女子。女子、なわけで。


笑美にはぴったりかもしれへんけど、俺にはだいぶ違和感ありすぎな場所。


「笑美?何買いたいねん?」


「このお店はね、大切な人と一緒にある物をお揃いで買うと、一生幸せに過ごせるって噂があるの。」


お揃い?幸せに過ごせる?俺の頭ん中はハテナだらけやった。まじないか何かがあるんやろか。


そして、店内を歩き回ってやっとお目当てのものがあったらしい。


「あ、あったあった。これ。」


「このキーホルダーなん?」


笑美が見つけたんは・・・小さいクマが四葉のクローバーを抱えてるキーホルダーやった。


そして、そのクマの説明?みたいなもんが書かれてた。




幸せに恵まれることでしょう


その分、その手で幸せを包み込んであげてください


このクマのように。


永遠に―――




幸せに恵まれて、その分その幸せを包み込んだる?って、あかん。頭ん中がわけわからんようになってきた。


せやから・・・このクマが俺と笑美に幸せを恵んでくれて、その幸せを・・・あ!俺と笑美でもっと大きい幸せに膨らませる!ってことなんか。


やっと若干理解ができたような気がする俺。
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