何度忘れようとしても
でも悲しい事にそんな私の都合のいい妄想は、すぐにあっけなく壊される事になっていた。

それは翌日の月曜日。

 「今日のランチ一緒に行きませんか」

と真梨果ちゃんから朝、メールがきた。

そういえば朝礼で売り上げ上位の美容部員の成功事例の発表があり、そのため真梨果ちゃんは今日、午前中だけ出社する予定になっていた。
今日は午後のアポもなかったし、私はすぐに返事を返した。



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