片戀
.
 少し落ち着いてきた頃に、彼に事情を話す。このようなことは前々から定期的にあったこと、最近微熱が続いていたこと、そして、最近あまりご飯を食べていないこと。

私が全部話し終わったあとに、彼は、じゃあ、僕と一緒に暮らしませんか、と云った。

まさかそんなことを云われるとは思ってもみなかったので、最初はリアクションに困ったけれど、すぐに、依人さんにまで迷惑をかけるわけにはいかないので、と、断ろうとしたけれど、僕が言い出したことなんですから、迷惑なんかじゃないです、と、云われてしまった。それに、依人さんにまでって、拓にも迷惑かけてると思ってるんですか?拓だって、星さんのこと、迷惑に思ったりしてないとおもいますよ、とも。


そうでしょうか、という私の脳裏には、迷惑かけてるって、ほんとに思ってるの?という、いつかの拓の言葉が再生される。
一緒に暮らせば、いつか私は彼のことも疲れさせてしまう。そう分かっていたけれど、彼の勢いに勝つことができず、一緒に住むことを承諾してしまった。
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