本と私と魔法使い
ー…

私はひとり、図書館の裏で慌てていた。

「や…やばいでしょ…。」

上手く会話出来ないとか…。どうすりゃいいの。

「何がやばいの?」

「ぁぁあっ‼笹木‼」

目の前の笹木はよっ、と感じの良いあいさつをする。


「べ、つに…。…なんで、笹木こそここにいるのよ?」
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