本と私と魔法使い
「父さんっ!!」

和泉が声を張り上げた。
宗一さんはにこやかに笑って、


「言ったぞー?朝に。
まぁ、ハルは低血圧気味だもんなぁ…」

「…そんな大切な事は朝に言わないで…」


頭を和泉は抱える。
私はお母さんに聞く。


「荷物はどうするの?!」

「あら、あたしったら、本当に言い忘れてたのねぇ。
大家さんには、ゆっくり持ってけば良いって言われてるから大丈夫よ。」


う、そ、だ。
誰か、嘘だといって…。

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